そっきょうつくりばなし
1月も今日が最後らしい。
もう今年の12分の1が終わってしまった。
生産性のあった方、なかった方、どちらも含め
みんな人間だったと思う。
まあ何が言いたいかというと
特にやることがないわけ。
ということで、
なんの脈絡もないけど
今から作り話をするよ。
ではさっそく、
むかしむかし群馬らへんに
おじいさんとおしいさんとエビがいました。
おじいさんは家事全般を、
エビはおじいさんの家のいけすで泳いでいました。
するとそこにおしいさんがやってきてエビに難癖をつけ始めました。
「なんだこのエビは。」
「鮮度がまるでないじゃないか。」
これにおじいさんは激高してしまい
その様子には目も当てられません。
もともとおじいさんは自尊心がとても高く
プライドが少しでも傷つくようなことを許しません。
対しておしいさんは築地にちょくちょく出かけることを
生きがいにしていて、確かな目利きを持っているのですが、
人を攻撃するのが大好きな人間でした。
そんな相容れない二人は、お互いを見返すために
別々の道を歩むこととなりました。
おじいさんは最高のエビを求め東シナ海へ、
おしいさんはその目利きをひたすらいかしていました。
おじいさんはエビを求めている最中、
ちょっとした小島にたどり着きました。
現地の人はとてもやさしくおじいさんに接していたので
おじいさんの自尊心も徐々にほぐれていきました。
そしておじいさんはすっかり目的を忘れ、
その島の人間としてこなれた生活を送るようになりました。
3年後には島の若い褐色美人女性と年の差結婚をすることになり
幸せいっぱいの家庭を築くことに成功しました。
ジェネレーションギャップでバカにされても、
いつしか柔和になったおじいさんはちっとも怒りませんでした。
一方おしいさんはというと
目利きをいかしすぎて、眼精疲労で死んでしまいました。
エビは今日もどこかで寿司にされていましたとさ、
おっぱい。
この話の教訓は三つほど。
- 性格悪い奴よりプライド高い奴のほうが救いようがある。
- プライド高くて困っている奴は、ひたすら南下して、南の人の陽気さや温かさに触れろ。
- 目はけっこう大事。
すごい無駄な時間を費やしてしまったようだね。
今回は10分くらいで終わったよ。
思いくそ、くだらなかったね。
次回も多分くだらないよ。
見に来てね。
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