こわいはなし
先日、嵐の休止宣言があってから
ひたすら嵐の曲を聴いているのだけど、
怪物くんのヤツとか花より男子のヤツとか
いろいろ懐かしすぎて
思わずぶるぶるしてしまう。
ついついおしっこが出てしまいそうなほど。
そんな尿意をぐっとこらえて、
ブログを更新している本日、2月6日は
どうやらアメブロのサイバーエージェントによって
ブログの日とされているらしい。
「ブ(２)ログ(６)」の語呂合わせだそう。
無理矢理みとダサみを少々感じるけど、
せっかくのブログの日ということで、
それなりに頑張っていこうと思う。
が、しかし、
話題がない。
本当に何も書けることがない。
イベント事も三日前に節分が終わったばっかで、
いつもの手段が使えない。
何とかひねり出した案は
最近の私のある実体験をそこそこ膨らまして
書いていくというもの。
それでは早速、
何日か前、私と友人で
肝試しをしてみようということになった。
しかしながら、私も友人ももういい大人なので
子供だましのようなところへ行くのではなく、
本当にヤバイとされる「廃病院」に
行くことにした。
友人はそういうオカルトチックなものがそれなりに
好きだったらしくワクワクしている感じで
テンション高くモンスターをがぶ飲みしていたが、
私はその時点でただならぬ悪寒を感じていた。
そうこうしているうちに、目的の廃病院に着いた。
廃れた病棟はあまり大きくな二階建てで、
病院というより診療所のようだった。
胸を躍らせ、ずかずか入っていく友人を追う形で
私もおそるおそる足を踏み入れた。
中の様子は思った通りほこりが充満し、細い虫がいた。
私はアレルギー性鼻炎のうえ、細い虫が大嫌いなため
肝試しどころではなかったが、
なんやかんやですぐ階段が見えてきた。
どうやら一階は受付の文字がちょっと変だったくらいで
特にこれといって恐ろしいものはなかった。
と、この時は思っていた。
階段の下で待っていた友人に追いつき
階段を登っているとき、
友人の様子が少しおかしいことに気づいたのだ。
顔が青白く
時折、うめき声のようなものを発していて
私の声に対して返事はあるものの
それもなにか語気がこもっていなく、
私はものすごい悪い予感がしていた。
恐ろしくなって、引き返すことを提案したが
友人は頑なにこれを拒否して
二階に上がった。
そして予感は的中した。
そう、私たちは
絶対に見てはいけないものを見てしまった。
中肉中背の背格好、
ボソボソとつぶやく声、
なんとそこでは
財務省の役人による公文書の改ざんが行われていたのだ。
私たちはあまりの光景に、とてつもない恐怖を感じ
絶叫してしまった。
はやくここから逃げなければ、
やられてしまう。
命の危険を感じ、走って逃げようとしたところ
足が動かないことに気づいた。
私たちは原因不明の硬直状態になってしまったのだ。
ゆっくり振り返る役人。
笑みを浮かべながら私たちのもとへ、
歩み寄ってくる。
頼むから足よ動いてくれ。
いくら懇願しえども、全く動く気配はない。
体の毛穴すべてから、冷や汗が噴き出ていた。
友人も焦燥し、冷静さを全く欠いていた。
そして、
気が付くと
そこにはもうすでに、
役人が立っていた。
終わった。
そう私は思ったのと同時に、
長さ２０ｃｍ程のなにかを振りかざし
「見られてしまったのなら仕方ないな。」
そうつぶやき、
そのなにかを振り下ろした。
私は目を瞑った。
やがて私は目を開けると、
そこには一つの封筒があった。
渡した役人は「口止め料だ。」
と吐き捨て、去っていった。
中には5万円入っていた。
そして私たちは
足元に無数に敷かれていた
ゴキブリホイホイを取って、その建物をあとにして
貰った5万円で
普段なかなか行けないロイヤルホストに行って、
普段なかなか頼めないメニューをたくさん頼み、
そこそこおいしい思いをした。
ちなみに友人が顔が青白く呻いていた理由は
モンスターを飲みすぎて
インテンシティの高い下痢をしてしまったからだそう。
そこそこ膨らますどころか、
完全に作り話にしちゃった。
てへへ。
ちなみに
もとになった実体験はどんなものかというと、
持病で服用している漢方薬を
薬局に処方してもらいにいったという。
これではあまりに内容が薄すぎだから
ついつい嘘をつきまくっちゃった。
てへへ。
でもたぶん本当に
お化けとか幽霊とかよりも
ざいむしょうのほうがこわい。
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